- HSPであるメリットってあるの?
- 自分の強みが分からない
- HSPの長所が知りたい!
巷では「繊細さん」と呼ばれて、何かと生きづらいイメージがあるHSP。
疲れやすかったり、傷つきやすかったりと辛いこともありますが、HSPであることのメリットはたくさんありますよ!
この記事では、HSPの4つの特性に基づいた、HSPの長所・メリットを解説します。
これを読めば、HSPの人が持つ力を存分に発揮することができるはずです。ぜひ最後までお付き合いください!
- HSPとは?
- HSPの4つの特性とメリット20選
- HSPの長所を活かすために必要なこと3選
この記事を書いている私も、HSS型HSPです。
このブログでは、HSPの人が楽に生きられるような情報を発信中!
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!
HSPとは?
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、「感受性が高く敏感な気質を持った人」を表します。
メディアでは、「繊細さん」と呼ばれることもありますね。
HSPは先天的に生まれ持った気質で、統計的には5人に1人が当てはまるとされ、1996年にアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が提唱し、世界中に広まりました。
HSPの種類や特性、日常生活での向き合い方など、基礎知識を詰め込んだ記事がありますので、「HSPのことについて深く知りたい!」という方は、以下のリンクからどうぞ!
HSPの4つの特性とメリット20選
ここからは本題である、HSPであることのメリット、長所についてご紹介していきます!
HSPを提唱したアーロン博士によると、HSPには以下の4つの特性があります。
HSPの4つの特性「DOES」
- Depth of Processing/考え方が複雑、深く処理をする
- Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい
- Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
- Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する、あらゆる感覚がするどい
この4つの特性に基づいたメリットをそれぞれ5個ずつ、合計20個を徹底解説します。
HSPの長所・メリットを把握することで、自分の強みを発見することができ、人生が楽しくなりますよ。
1.Depth of Processing/考え方が複雑、深く処理をする→想像力・危機管理能力が高い
HSPひとつ目の特性として、「考え方が複雑で、深く処理する」というものがあります。
ひとつひとつの物事にしっかりと向き合うことで、疲労感がたまってしまうという弱点はありますが、それ以上にメリットも大きいのです。
この特性に基づくメリットは以下の通りです。
- 想像力が豊か
- 先読みして準備できる(危機管理能力が高い)
- 計画性が高い
- 創造性が高い
- 集中力が高い
①想像力が豊か
日々いろいろなことと向き合い、様々な事態を想定しているHSPの人は、想像力が豊かです。
深く追求や考察するため、ひとつの出来事からあらゆる可能性や背景を想像することができます。
これらの想像力が、後述する危機管理能力や創造力の高さにつながってくるのです。
②先読みして準備できる(危機管理能力が高い)
HSPの人は、ひとつの出来事と深く向き合い、あらゆる可能性を想像するため、状況を先読みしてしっかりと準備することができます。
つまり、危機管理能力が高いとも言えるでしょう。
非HSPの人からすると、「え?そんなことまで考える必要ある?」と言われたことのある方も多いのではないでしょうか?
私は、大きな地震の後に防災グッズを揃えていることを知人に話したところ、「そこまで考えていてすごいね」「そこまでする必要ある?」と言われたことがあります…私からしてみたら、なぜ準備しないかが分からないくらいです!笑
結果的に取り越し苦労になることもありますが、準備をすることに関して全て無駄になることは少ないはず。むしろ、役立った、事故を回避できたことも多いのではないでしょうか?
③計画性が高い
HSPの人は、あらゆる可能性を想像して対策していくため、計画性が高いです。
危機を回避するためには準備が欠かせないと感じ、順を追って対策できるようスケジュールを立てるため、非HSPの人から見ると驚くほど計画性が高く見えるようです。
仕事はきっちり順を追ってやりたい、という人も多いのではないでしょうか?
私は、仕事のスケジュールはしっかりと立てないと落ち着かないタイプです。休日もそのように計画を立てがちですが、最近は予定を入れずにリラックスすることも試しています。
計画性が高いことは、生産性の高さも意味しており、成果が出しやすい特性と言えますね。
想定外のことが楽しめるようになれば、さらに最強になれるでしょう!
④創造性が高い
HSPの人は、ひとつの出来事から背景や可能性、こうしたら良くなるといった改善点まであらゆることを想像できてしまいます。
そこで発見した知見やアイディアを商品や作品づくりに活かすことで、大きなビジネスチャンスを掴んだり、他者へ貢献することもできるのです!
何かを作るためには、そのことに対してとことん突き詰める必要がありますよね。
HSPの人がクリエイティブな仕事に向いていると言われる理由は、この「深く考える」特性にあるのです。
私も小説やブログなどの文章を書いたり、動画を編集したりする時間が好きで、それをする時間は自分らしくいられていると感じます。
空き時間や休日に何かクリエイティブなことにチャレンジすることが、HSPの人の最高なリラックス時間になることでしょう。
⑤集中力が高い
物事を深く考える特性のあるHSPの人は、集中力も高いです。
何かを追求するためには、そのことにしっかりと向き合う必要がありますよね。
そのために集中力は欠かせません。
反面、集中しすぎることで疲労感がたまることがあり、そのことが生きづらさに繋がってしまうこともあります。
仕事の合間や休日に、意識的にリラックスの時間を設けることで、さらに物事に集中でき成果に繋げることができますよ。
2.Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい→観察眼が鋭い
HSPふたつ目の特性として、「過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい」が挙げられます。
「刺激に敏感」は、HSPの代名詞としても有名な特性ですよね。
刺激が過剰に入ることで、脳が疲労してしまう弱点はありますが、この特性にもたくさんのメリットがあるのです。
この特性に基づくメリットは以下の通りです。
- 本質を見抜く
- 初対面でどんな人か見抜く
- 変化を即座に察知できる
- 視野が広い
- 模倣が上手
①本質を見抜く
HSPの人は、刺激に敏感に反応するため、物事から得られる情報量がとても多いです。
様々な観点から情報を得ることができ、また前述した深く考える性質も重なり、本質を見抜くことができます。
また、これまでの経験で得た膨大な情報量から、直感で見抜ける場合もあります。
②初対面でどんな人か見抜く
物事の本質を見抜くことと同様に、人に対してもどんな性格でどのような傾向があるのか、初対面見抜くことができます。
HSPが得ている情報は膨大です。人の顔や姿だけでなく、話すトーンや内容、匂い、仕草まであらゆる情報を即座に取り込み、それが脳にストックされているのです。
そのため、初めて会った人に対しても、脳にアーカイブされた情報で即座にスキャンしてその人となりを見抜くことができます。
初めて会う人でも、この人なんか嫌だな…と感じた人は、大体ヤバい人でした。
HSPの人が感じる情報の精度はかなり高いので、どんなに親しくても、違和感やモヤモヤを抱くような人には注意が必要なのです。
③変化を即座に察知できる
刺激に敏感なHSPの人は、日頃から様々な情報を無意識に受け取っているため、人や物事の変化も即座に察知することができます。
周囲の人の顔色や声のトーンで、その日の体調が分かったり、物が置いてある場所が変わる、なくなっているなどの変化に即座に気づくこともあるでしょう。
異変に気づきやすく、素早く対処することで被害を最小限にすることにも繋がるのです。
異変に素早く気づけるという能力は、生存確率を上げることができる貴重なものです。
自分や周りの人を助けることができる、誇るべき能力と言って良いのではないでしょうか?
④視野が広い
HSPの人は、あらゆる場所や物からの情報を察知しているため、自然と視野が広くなります。
非HSPの人が気づかないような些細なことにも気づくことができ、それらを全てしっかりと観察するため、物事を全体像として捉えることができるのです。
意図せずとも情報が入ってくるため疲れることもあるかもしれませんが、あらゆる情報を取り入れてベストな方向を探れるメリットも大きいのです。
⑤模倣が上手
刺激に敏感なため、人や物事からたくさんの情報を受け取るHSPは、その優れた観察眼から模倣が得意です。
人や物事からしっかりと学ぶことができ、観察した様子を忘れずに実行するため、仕事や勉強においても着実に能力を伸ばしていることでしょう。
3.Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い→優しい
HSP三つ目の特性として、「全体的に感情の反応が強く、共感力が強い」が挙げられます。
「共感性の高さ」も、HSPを代表する有名な特性ですよね。
相手の事情を慮りすぎて、NOと言えなかったり必要以上に迎合してしまうという弱点はありますが、この特性にもたくさんのメリットがあります。
この特性に基づくメリットは以下の通りです。
- 相手の考えていることが分かる
- 人の気持ちに寄り添える
- 人のために行動できる
- 自分と違う意見にも寛容になれる
- 誰にでも真摯に対応する
①相手の考えていることが分かる
HSPの人は、共感性の高さゆえに相手の考えていることが手に取るようにわかります。
声の大きさやトーン、目線、表情、仕草など、相手の様々な部分から情報を読み取り、相手がどう考えているのか、言葉の裏にある細かな情報にまで目を向けます。
相手の考えていることが分かり、先読みして行動するため、驚かれる経験があるHSPの人も多いではないでしょうか?
②人の気持ちに寄り添える
前述したように、共感性の高いHSPの人は、人の気持ちが手に取るように分かってしまうため、その感情に寄り添うことができます。
相手のことを思いやる優しさもありますが、その人の感情が自分の中に入ってくる感覚で同調してしまうのですね。
周囲の人が困っている時のサポートを自然に行うことができる、素晴らしい能力の持ち主なのです。
③人のために行動できる
HSPの人は、自分よりも他人を優先して動く傾向があります。
共感性が高く、人の感情に流されやすい特徴があるため、他人のための行動を厭わないのです。
- 周囲の人が困っていると助けずにはいられない
- 自分の利益よりも周囲の利益を優先する
- 頼み事をされると多少無理しても受けてしまう
など、自分よりも周囲のことを優先的に考える傾向があります。
この特性から、自分が苦しくなってしまうこともありませんが、周囲を思いやり行動できる姿勢は、必ず相手にも伝わっているはずです。
④自分と違う意見にも寛容になれる
HSPの人は、自分と違う意見に対しても寛容になれる傾向にあります。
その理由は以下の通りです。
- 人の意見に共鳴して自分のことのように捉えることができる
- 視野が広いため、視点をすぐに変えることができる
- 口論や争いが苦手
この特徴から、自分と違う意見に対しても、受け入れることができるのです。
HSPの共感性が高く、共鳴しやすい特性は、人の意見に流されやすい、とも言えます。
しかし、まずは人の意見を受け入れた上で、話を進める姿勢は、他者からの信頼を得られやすい長所でもありますよね。
⑤情に厚く、誰にでも誠実に対応する
共感性が高いHSPの人は、誰にでも誠実の対応する傾向にあります。
相手の気持ちが分かるので、「自分が相手にされて嫌なことはしない」というスタンスに立って行動できるからです。
友人だけでなく、子どもや動物、植物に対しても同様に優しく、困っている人を放って置けないことも多いでしょう。
例えば、
- 道で迷っている人に声をかける
- 親とはぐれた動物を放っておけず、保護する
- 人の悩みを聞くと、その後も自分のことのように心配になる
などの経験はないでしょうか?
人の感情に反応しやすかったり、困った人を放って置けないことで、疲れたり、利用されたりといった嫌な思いをしたこともあるかもしれません。
しかし、HSPの人の優しさで救われた人もたくさんいると思いますよ。
人間味のある心の温かさは、HSPの人に備わった素晴らしい能力のひとつです。
4.Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する、あらゆる感覚がするどい→小さな幸せに気づける
HSPの四つ目の特性として、「些細な刺激を察知する、あらゆる感覚がするどい」が挙げられます。
些細なことでも気づくことができ、そのことに対して深く没入できる…という特性で、いわゆる「小さな幸せに気づくことができる」といったとても幸福な能力でもあります。
他にも、この特性にはたくさんのメリットがあります。
この特性に基づくメリットは以下の通りです。
- 小さな幸せに気づける
- 1人の時間を楽しめる
- 映画やコンサートで深く感動できる
- ポジティブな感情に浸ることができる
- 感受性が豊か
①小さな幸せに気づける
HSPの人は五感が鋭く、小さなことにも気づき、それに対して大きな幸せを感じることができます。
例えば、
- 幸せそうな親子や学生たちを見かけて心が温まる
- 店員さんと笑顔でやり取りができて嬉しくなる
- 作品や商品に作者の細やかな気配りを感じた時に感動する
といった些細なことでも深く感動することができるのです。
小さなことでも幸せを感じ、そのことで1日がハッピーに過ごせることは、人生を楽しむ上で素晴らしい能力ですよね!
存分に味わいましょう!
②1人の時間を楽しめる
感覚が鋭く、また深く味わうことのできるHSPの人は、1人の時間も楽しむことができます。
私は、1人でのカフェタイムが至高のひとときです。
内向的な性格であるHSPは、自分とゆっくり向き合うことでリラックスできるため、1人で行う趣味を持つと良いですよ。
例えば、
- 読書
- 散歩
- 筋トレ
- ヨガ
- 映画鑑賞
などです。
非HSPの人からしてみれば、「寂しくない?」「物足りなくない?」と思われてしまうかもしれませんが、感覚が鋭いHSPの人は、1人でもしっかり味わって満足することができます。
むしろ、刺激に敏感なHSPの人は、1人での時間を持って充電しないと、心身のエネルギーが枯渇してしまいます。
自分を癒す意味でも、1人をゆったりと味わう時間を楽しみましょう。
③映画やコンサートで深く感動できる
感覚が鋭いHSPの人は、映画やコンサートなどのエンタメにも深く感動することができます。
視覚や聴覚からの刺激が十分に味わうことができ、話の内容にも深く入り込むことができるためです。
私も、コンサートでは毎回泣いてしまいます。笑
映画やコンサートの本編だけでなく、舞台の背景や、俳優、アーティストの制作の裏側にも想いを馳せて、さらに感動することしばしば。
ひとつの作品をとことん愛し、幸せになれるのはHSPのメリットと言えますよね。
④ポジティブな感情に浸ることができる
HSPの人は、感受性が豊かな分、感情の動きが大きくなります。
辛いことが起きると、ネガティブな感情が大きく受けて、落ち込みやすいという弱点はあります。しかし、HSPの人は、ポジティブな感情に対しても深く味わうことができるのです。
- 楽しかった出来事を何度も思い出して、幸せな気持ちになる
- 人に親切にされたことで、1日中ハッピーな気持ちで過ごせる
- 成功体験が心身に強く残る
ポジティブな感情を持つことで、前向きに過ごすことができ、結果仕事や人間関係も好循環を保つことができるでしょう。
成功体験が心に強く刻まれることで、自信にもつながり、さらなるチャレンジができるメリットもあります。
私の場合、小さな幸せを感じることができる時は、自分の調子が良いんだな…と実感して、さらに幸せを噛みめています。
ポジティブな感情に浸れることは、自分を幸せにして、自信もついてしまうという、素晴らしい長所なんです!
⑤空や海などの自然に深く感動する
HSPの人は、空や海などの日常の風景を見るだけでも感動します。
五感の鋭さで自然の変化に気づき、感受性の豊かさで、自然の素晴らしさや繊細さに深く感動できるからです。
- 散歩をしていると、雲ひとつない晴天に心が澄んだ気分になった
- 近くの公園で木々が揺れているのを見るだけで癒される
- 海に太陽光が反射しているのを見て、綺麗だなと感動する
同じ風景を見ても、HSPの人はその感受性の豊かさから、深い満足感を得られるでしょう。
しかも、自然を見ることに高いお金はかかりません。
お金をかけずにリフレッシュできるのは、HSPの特権だと心の中で胸を張っています!
思わず見過ごしてしまいそうな、日常の何気ない自然に深く感動できるのも、HSPならではのメリットでしょう。
HSPの長所を活かすために必要なこと3選
これまでHSPの長所をたっぷりお伝えしてきましたが、最後に、HSPの長所を活かすために必要なことを3つお伝えします。
- 自分の価値観や強みを知る
- 環境を整える
- NOと言う技術を身につける
この3点を押さえないと、HSPの強みが半減してしまいます。
長所を存分に活かすために、ぜひチェックしてみてください!
1.自分の価値観や強みを知る
HSPの長所を活かすのに必要なことは、「自分の価値観や強みを知る」ということです。
この記事を読んでいただいた方は、HSPの長所やメリット、強みになる部分をざっくり把握できているでしょう。
これを自分に落とし込み、自分の大切にしたい価値観や強みをしっかりと知ってほしいのです。
というのも、HSPは共感性が強く、相手に流されやすい傾向にあるため、自分を見失ってしまいやすいからです。
私も相手の感情を優先するあまり、無意識にストレスが溜まっていることが多かったです。
あらかじめ、下記のことをピックアップしておきましょう。
- 自分が大切にしたい時間
- これだけは譲れない価値観
- 周りに提供できる自分の強み
良くも悪くも周りとの境界線が薄いHSPの人は、自分で線引きをしてあげることで自分を守ってあげてくださいね。
自分を大切にすることで、周りの人にもリラックスして対応することができるので、win-winなのです。
2.環境を整える
HSPの長所を活かすのに必要なことの2つ目は、「環境を整える」ということです。
刺激に過敏に反応してしまうHSPの人がリラックスするためには、刺激をある程度抑えた環境に身を置くことが望ましいです。
また、共感性が高く、相手の感情に振り回されてしまうため、周囲の人の性格や相性も大切になってきます。
仕事内容も、臨機応変に動く必要があるようなバタバタした仕事は、刺激が強すぎるためストレスになってしまうでしょう。
上記のようなストレスをすべて避けることは難しいですが、比較的落ち着いた場所に身を置くことができるよう、環境調整することも重要です。
- オフィスがうるさくない職場を探す
- 自分でスケジュール調整しやすい職業に就く
- 気持ちが穏やかになれる人と時間を過ごす
HSPの人は、相手のことや仕事のチームのことを考えすぎてしまい、自分がしんどくても「合わせなければ」と頑張ってしまうことが多いと思います。
しかし、自分自身が楽に過ごせる環境でリラックスして仕事や趣味を頑張ることで、HSP本来の強みを発揮することができ、結果的に周囲にもメリットをもたらすことができるのです。
HSPの人に言いたいのは「自分が楽に生きられる環境を探していいんだよ」ということ。
自分に優しくすることは、周りのメリットにも繋がっていますよ。
3.NOと言う技術を身につける
HSPの長所を活かすのに必要なことの3つ目は、「NOと言う技術を身につける」ということです。
相手にの感情に沿うあまり、何でも受け入れてしまいがちなHSP。
しかし、そうして自分の気持ちを抑え込むと、いずれ心が壊れてしまいます。
自分が受け入れないと、相手が困ってしまうんじゃないか…と考えすぎてしまうんですよね。
相手に合わせすぎて、自分の意に沿わないことを受け入れ続けると、自分のストレスになるばかりか、相手に対して不快な感情が芽生えてしまい、人間関係が壊れてしまうこともあります。
自分の軸をしっかり持って生きるためにも、NOと言う技術は重要なのです。
ただ、優しすぎるHSPの人にとって、NOと言うのは至難の技。
ということで少しずつ練習しましょう!
- 冗談を言い合っている時に考えが違うと思ったら「同意はできないけど、私はこう思う」と言う
- 友達に「助かった、次もグチ聞いてね」と言われたら「えー無理」と笑いながら言う
- ランチのお店を決める時に、相手が指定してきたお店とは違う店を提案してみる
最初は抵抗があると思いますが、少しずつ練習することで意外と大丈夫なんだ、と思えてきますよ。
他にも、
- 気の進まない誘いは断る
- 急ぎでない連絡はすぐに返さなくても良い
- 5分以上かかりそうなことは気軽に引き受けない
など自分なりのルールを設けておくと、罪悪感も生まれないですし、自分軸で生きている実感が持てると思います。
自分軸を作っていく中で、相手が不機嫌になったり、自分の意に沿わないようなことが起こるかもしれません。
しかし、自分軸を持つことにチャレンジした自分は間違ってないですし、より良い自分軸を持てるチャンスだと思って前向きに取り組んでくださいね!
NOと言える自分軸を持ったHSPの人は、間違いなく最強なので自信を持っていきましょう!
まとめ
今回はHSPの長所、メリットをご紹介しました。
HSPの人は、繊細であったり、共感性が高すぎて流されやすい一面があり、それゆえに自己肯定感が低いとも言われています。
しかし、この記事で分かるように、長所やメリットもたくさんあるのです!
自分の長所を見つけ、それを活かし、楽しく、リラックスして生きていきましょう!
- 想像力が豊か
- 先読みして準備できる(危機管理能力が高い)
- 計画性が高い
- 創造性が高い
- 集中力が高い
- 本質を見抜く
- 初対面でどんな人か見抜く
- 変化を即座に察知できる
- 視野が広い
- 模倣が上手
- 相手の考えていることが分かる
- 人の気持ちに寄り添える
- 人のために行動できる
- 自分と違う意見にも寛容になれる
- 誰にでも真摯に対応する
- 小さな幸せに気づける
- 1人の時間を楽しめる
- 映画やコンサートで深く感動できる
- ポジティブな感情に浸ることができる
- 感受性が豊か