HSPが人間関係で疲れる理由と対策5選!人間関係リセット癖とも向き合い方もご紹介

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こんな人にオススメ
  • 人間関係がうまくいかない
  • 定期的に人間関係をリセットしたくなる
  • もっと楽に人と関わりたい

「友達といると楽しいんだけど疲れる…」
「頑張っているつもりだけど、人付き合いがうまくいかない」
「連絡先を全部消したくなる時がある」

そんな風に思ったことのあるあなたは、もしかしたらHSPなのかも。

刺激を過敏で、共感性が高いHSP(Highly Sensitive Person)の人は、人付き合いにおいても疲弊しやすいのです。

この記事には、HSPの人がうまく人間関係を保てていけるコツをたっぷり掲載しています。

読み終わる頃には、人間関係に対してリラックスして構えるマインドが身についているはず。

ぜひ、一緒に学んでいきましょう!

RAITA

この記事を書いている私も、HSS型HSPです。
このブログでは、HSPの人が楽に生きられるような情報を発信中!
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!

この記事で分かること
  1. HSPの人間関係がしんどい理由5選
  2. HSPが人間関係に疲れた時の対策5選
  3. HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインド3選
  4. HSPの人間関係リセット癖との向き合い方
  5. HSPが楽な人間関係を築くためにしたいこと3選
目次

1.HSPの人間関係がしんどい理由5選

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Image by Dmitry Schemelev from Unsplash

HSPの人間関係がしんどいのは、HSPの特性である、「刺激に敏感」「共感性が高い」という特性により、相手に必要以上の気遣いをしたり、自分のペースが乱されるのが原因です。

具体的には、以下の5つの理由が挙げられます。

HSPの人間関係がしんどい理由5選
  1. 相手の感情に共感しすぎる
  2. 必要以上に気を遣う
  3. 自分の本音が言えない
  4. 1人の時間が足りない
  5. 周りの評価が気になる

理由を一つずつ詳しく紐解いていきましょう!

などのストレスを抱えてしまい、疲弊しやすいのが理由です。

どんなに楽しい時間を過ごしても、刺激を過敏に受け取るため疲労を感じ、人付き合いが億劫に感じてしまうこともあるようです。

また、HSPの人は責任感も強いため、人付き合いを避けたくなる自分を責めがちです。

しかし、上記に挙げた通り、HSPが人間関係でしんどくなるのは、HSPの特性が原因であり、自分も相手も悪くないのです。

5つの理由をそれぞれの詳しく見ていきましょう!

①相手の感情に共感しすぎる

HSPの特徴に「共感性が高い」というものがあります。

これは、相手の境遇や感情に対して、同調してしまうということ。

HSPの共感は、相手の気持ちに寄り添うという生半可なものではなく、自分がその境遇に置かれて、その体験をしているかのような強力なもの。

会話をするだけで、相手の感情を自分ごとのように体験してしまうのです。

RAITA

私は、相手の愚痴を聞いていると、怒りの感情が湧いてきて、相手を驚かせてしまうことが良くあります。

毎回そのような強烈な体験をすると、疲れてしまいますよね。

②必要以上に気を遣う

相手の気持ちが分かりすぎてしまうため、必要以上に気遣いをしてしまうのもHSPの人の特徴です。

  • こうして欲しいだろうな
  • こう言って欲しいだろうな

などと、先回りして考え、動いてしまいます。

結果的に相手も喜んでくれて、自分自身の満足感も高まるのですが、帰って1人になった時の疲労感が半端ないのです。

お互いがフラットの関係であるにも関わらず、ホストのような振る舞いをしてしまうHSPの人も多いのではないでしょうか?

RAITA

私も勝手に相手をもてなして、勝手に疲れてしまいます。笑

③自分の本音が言えない

HSPの人は、「自分の意見や本音が言いにくい」という特徴があります。

  • 相手の気持ちを必要以上に思いやる
  • 本音を言うことで相手に嫌われないか心配になる

といったことが理由です。

相手が気持ちいいように振る舞うため、自分の本音を押し殺してしまいがちになり、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいます。

RAITA

相手がこう言って欲しいだろうな、ということを言うのが癖づいてしまっています。もちろん、気持ちいい会話を心がけますが、それと同じくらい自分の意見を言うのも大切だと感じています。難しいですよね。

④1人の時間が足りない

「③自分の本音が言えない」の項目で記載した通り、HSPの人は自分の意見を言うことに抵抗を感じることが多いです。

そのため、友人に誘われた時、しんどくても断れずに最大限に応じてしまいます。

会っている時は楽しくても、帰って1人になるとぐったり疲労してしまうことも少なくありません。

たまにならいいですが、そのような日々が続いたらどうでしょうか…?

RAITA

私は、土日のいずれかは誰とも会わない日を作ります。疲労感で次の週に影響してしまうからです…

HSPの人は、刺激に敏感であるため、1人になり刺激をシャットアウトしてリカバリーする時間が必要になります。

人間関係がしんどい時は、1人の時間が足りていないことが原因の場合も考慮してみても良いと思いますよ。

⑤周りの評価が気になる

HSPの人は、周りの反応や評価にとても敏感な人が多い印象です。

  • 今自分がどう見られているのか
  • 不快に思われていないか

人付き合いにおいて、いつも緊張感を持って接していることが多いようです。

特に「失敗したくない」という強迫観念にも似た感情を持つことも多いようです。

そのような緊張感や不安感を常に持っていれば、疲弊してしまいますよね。

RAITA

私も、職場の上司に「失敗を恐れすぎている」と注意を受けたことがあります。人に迷惑をかけるのが嫌、そんな自分が許せない、といった完璧主義な自分と葛藤しています。

2.HSPが人間関係に疲れた時の処方箋5選

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image by Joshua Earle from Unsplash

様々な原因で「人間関係に疲れた…」と感じるHSPさんへ、とっておきの処方箋を5つご紹介します。

もちろん、すべて一度に取り組む必要はありません。

これならできそう…と思うものから少しずつ始めてみてくださいね。

HSPが人間関係に疲れた時の対策5選
  1. 1人の時間を確保する
  2. 心が休まる人と時間を過ごす
  3. 自分の価値観を明確にする
  4. うまく話そうとしない
  5. HSPであることを受け入れる

①1人の時間を確保する

人間関係に疲れたHSPの人への処方箋1つ目は「1人の時間を確保する」です。

HSPの特徴のひとつとして「刺激に過敏」ということが挙げられます。

人間関係に疲れているということは、そもそも刺激がありすぎて、脳がいっぱいいっぱいになっている可能性が高いのです。

RAITA

私は、友達と集まりですごく盛り上がったのに、帰って1人になるとぐったりしてしまうことがよくあります。

この場合は、家族や友人、知人との関係が良好な場合でも起こり得ること。

疲れを感じた時は、まず初めに1人の時間を確保しましょう。

休日であれば、自宅の部屋で過ごす、カフェで1人で過ごす、自然の中を散歩する…など。平日であれば、ラッシュアワーを避けて登校、出勤してみる、トイレに行く回数を増やす…などです。

脳の疲労を和らげるのが目的のため、1人の時間はスマホに熱中するのではなく、難しくない本を読んだり、外の景色を楽しんだりするのがおすすめですよ。

自分を労る感覚で、1人時間を楽しんでみましょう。

②心が休まる人と時間を過ごす

人間関係に疲れたHSPの人への処方箋2つ目は「心が休まる人と時間を過ごす」です。

HSPの人は共感性が高いため、相手の感情に飲まれがちです。

そのため、攻撃的な人や愚痴が多い人、否定的な人、感情の起伏が激しい人といると感情が乱れて疲労困憊になりやすいのです。

非HSPの人でも、そのような人たちといると疲れるよ!と思いますよね?しかし、HSPの場合はさらに深刻です。

相手の感情が自分の中に入り込んできて、あたかも自分が悲しんだり、怒ったり、辛いことを味わったかのような気持ちになります。ジェットコースターのような感情の起伏で、話した後に何故か疲労してしまうこともあるでしょう。

そこで大切にしたいのは、心が休まる人との時間。

人によって、心が休まるのがどんな人かは異なると思いますが、ここでは以下のような人をお勧めします。

  • 相手を否定しない人
  • 感情の起伏が少ない、穏やかな人
  • 思いやりがある人
  • 話し方や動作が優しい人
  • 焦っていない人

上記のような人は現状や相手を肯定的に見てくれるため、余計な感情の起伏を生まず、穏やかな時間を過ごせると思いますよ。

RAITA

私も、定期的に穏やかな友人とお茶やチャットを楽しみます。肯定的な時間を過ごすと、心が温かくなり、癒されてるなぁと実感できます。

敢えてお茶や会食の時間を取らなくても、穏やかな人の近くにいるだけでも癒されるでしょう。

また、前述したような、攻撃的な人や感情の起伏が激しい人と関わらないだけでも、ストレスは激減します。

完全に関係を断ち切るのは難しいと思いますが、物理的な距離を取る、挨拶だけはして仕事に集中する、といった、込み入った話を避けるだけでも、余計なストレスを避けることができますよ。

少しずつトライしてみましょう!

③自分の価値観を明確にする

人間関係に疲れたHSPの人への処方箋3つ目は「自分の価値観を明確にする」です。

意外に思えるかもしれませんが、人間関係で疲れる原因は、相手よりも自分にあることが多いのです。

HSPの人は相手に合わせることが得意であるがゆえに、相手に流されやすくなってしまいます。

自分の軸がないと、人間関係に流されることが多くなってしまうため、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、相手といることが嫌になってしまうのです。

RAITA

私は、相手が嫌というよりも、相手にきちんと意思表示できないことがストレスだったことがありました。

そこで大切なのは、自分の価値観を明確にすること。

  • 大切にしたいこと
  • 人生で達成したいこと
  • これだけは譲れないこと

などをピックアップしましょう。自分の価値観を知る上でオススメなのは、

  • これまでされて嫌だったこと
  • 一緒にいてしんどい人とその理由
  • 自分が生き生きしている時間とその理由

など、これまでで印象的だった出来事と、その時に覚えた感情を書き出すことです。

書き出しているうちに、自分が大切にしたいことや、譲れないことが少しずつ見えてきますよ。

自分が生き生き過ごすために大切にしたい価値観と、それを実現するために何をすれば良いのか?を具体的に考え、少しずつつ実行していきましょう。

自分の価値観を明確にすることで、自分も相手も大切にすることができ、自己肯定感も上がってくるはずです。

④うまく話そうとしない

人間関係に疲れたHSPの人への処方箋4つ目は「うまく話そうとしない」です。

共感性が高く、周りとの調和を図ろうとするHSPの人は、うまく話そうとして緊張しがちです。

良いことを言おう、相手に嫌われないことを言おうと頑張るのではなく、「相手の話をちゃんと聞く」という意識にシフトしてみると気持ちが楽になりますよ。

  • 適度に相槌を打つ
  • リアクションを大きめにする
  • 相手の眉間から鼻筋あたりを見ながら話す

人間はちゃんと話を聞いてもらえている、と感じると満足感も大きいと言われています。

HSPの人にとっても、「きちんと会話しなきゃ」というプレッシャーから解放されて、楽に会話することができるメリットがありますよね。

相槌の打ち方が分からないという方にオススメなのが、「会話のさしすせそ」です!

「さ」さすが
「し」知らなかった
「す」すごい
「せ」センスいいね
「そ」そうなんだ

これを言いながら相槌を打つと、自然に会話を進められますよ。

⑤しんどいことを書き出す

人間関係に疲れたHSPの人への処方箋5つ目は「しんどいことを書き出す」です。

HSPの人は刺激に敏感であり、また周囲の人の感情に振り回されやすい特性があることから、頭の中が忙しくなりがちです。

それを整理するだけでも、楽になりますよ。

自分が今、何が辛いのか?何に不安を感じているのか?を思いつくままに書き出してみましょう。

  • モヤモヤしたこと
  • しんどい時間
  • やりたくないこと
  • 会いたくない人
  • 不安に思っていること

HSPの人は生真面な性格であることも多く、ネガティブな感情を出すことに抵抗がある人もいるかもしれません。

RAITA

私は思いを吐き出すノートに名前をつけて、友達に話を聞いてもらう感覚で書いています。笑

しかし、思っていることや紙に書いたことは誰にも分かりませんし、誰も傷つけていませんよね。

文章の綺麗さや文字の間違いなど細かいことは気にせず、思いのままを書き連ねるのがポイントです。

この方法はエクスプレッシングライティング(筆記開示)とも呼ばれ、悩みやストレスで発生する負の感情をコントロールして解消し、メンタル強化へ効果があると言われています。

書くだけで感情が安定しますが、余力がある時に自分がモヤモヤする出来事の傾向を把握して、その状況を避けたり、改善したりして生きやすい環境を作っていきましょう!

HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインド3選

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Image by fancycrave1 from Pixabay

HSPの人が人間関係に疲れを感じる時というのは、過剰な刺激に溺れていたり、適応しようと頑張りすぎている時です。

そんな時に持っておいた方がいいマインド(心構え)を3つご紹介します。

このマインドをお守りのように心に置いておくと、少しは楽になると思いますよ。

HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインド3選
  1. 自分を犠牲にしない
  2. 今の人間関係がすべてじゃない
  3. 苦手な人や場所からは離れていい

①自分を犠牲にしない

HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインドの1つ目は「自分を犠牲にしない」ということ。

HSPの人は、自己肯定感が低い傾向にあります。自分に対しての要求が高く、完璧主義なことが理由です。

その根底には「自分は高い基準を設けなければ、誰からも愛されない」という自分自身への価値を低く見積もることにあります。

そのような価値観で過ごしていると、何かが起こった際に原因を全て自分に被せるのが普通になってしまいます。

自分が悪いことにして、自分が気配りをしたり改善すれば解決すると思い込むことで、場を納めたつもりになり自分を納得させるのです。

また、共感性が高いため自分と他人の課題の区別がつきにくく、相手の課題すらも解決しようと思う傾向にもあります。

しかし、それではしんどくなって当然ですよね。

「自分を犠牲にしない」ためにおすすめする具体的なアクションは以下の通りです。

  • 自分に責任を被せることで場を納めようとしない
  • すみません、ごめんなさいを必要以上に言わない
  • 他人の課題は放っておく
RAITA

私は「すみません」の代わりに「ありがとう」を言うように心がけていまが、無意識に「すみません」が出てくるので驚いています。

自分を下にすることで場を解決していたHSPの人にとって、最初は葛藤があるかもしれませんが、慣れると心地よくなってきますよ。

自分を犠牲にしない=自分を大切にすることです。

自分を大切にしていないと、周りにも優しくできないはず。まずは自分を大切にすることから始めてみましょう!

②今の人間関係がすべてじゃない

HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインドの2つ目は「今の人間関係がすべてじゃない」ということ。

職場の人間関係は、職場を辞めればほとんど繋がりはなくなります。友人も気分や状況次第で疎遠にもなりますよね。家族であっても、住む場所が違えばほとんど顔を合わせないこともあるでしょう。

必要以上に今の人間関係に固執する必要はないのです。

RAITA

私は、職場の人間関係は仕事がうまく行っていればそれで良し!と思っています。

人間関係は水もの…と思えばそこまで強いこだわりを持たずに気楽に振る舞えるのではないでしょうか?

③苦手な人や場所からは離れていい

HSPが人間関係に疲れた時に持っておくべきマインドの3つ目は「苦手な人や場所からは離れていい」ということ。

HSPの人は自己肯定感が低く、それを解消するためマイルールの徹底を自分に課しています。

例えば、

  • 誰にでも平等に接する
  • 困っている人は助ける
  • 仕事は完璧に仕上げる

などです。これらを実行する自分でいることであることで、自己肯定感を保っているのです。

もちろん、この高尚なルールを実行するのは素晴らしいこと。しかし、無理したり自分に嘘をついてまで、それを達成すべきでしょうか?

自分が苦手な人や場所にいながら高いパフォーマンスを発揮するのは難しく、それをする意味もあまりありません。

しんどい環境からは離れていい、という許しを自分に与えてください。

RAITA

しんどい話題になったらトイレに立つ、苦手な人が近づいてきたら、会釈だけしてスッと離れる…それだけで心の安定が保てます。

HSPの人間関係リセット癖との向き合い方

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Image by Pexels from Pixabay

HSPの人の中には、連絡先をすべて消してしまう、いきなり職場を辞める、といった極端なアクションをする場合も少なくないようです。

これは「人間関係リセット癖」とも呼ばれています。

前項の持っておくべきマインド編で「苦手な人や場所からは離れていい」と書きましたが、すべてを断ち切ってしまう方法が果たしてベストなのでしょうか?

人間関係リセットのメリット、デメリットから最善の方法を一緒に探っていきましょう!

1.人間関係リセット癖とは?

人間関係リセット癖とは「衝動的に人間関係を断ちたくなり、リセットを繰り返してしまう」というもの。

普段の人間関係による疲れや日ごろのストレスによって引き起こされ、よくある例としては以下の行動が挙げられます。

  • すべてのSNSを削除する
  • LINEをブロックするなどして、連絡を断ち切る
  • 急に仕事を辞め、転職を繰り返す

このような経験がある方は、もしかしたら「人間関係リセット癖」があるのかもしれません。

2.人間関係をリセットするメリット&デメリット

人間関係をリセットすることには、それぞれメリットとデメリットがあります。

メリットデメリット
・本来の自分に戻れる
・心や時間にゆとりができる
・自分が本当にやりたいことができる
・新しい人間関係を築ける
・周囲に心配をかける
・関係の修復は困難

メリット

人間関係リセットによるメリットは、何といっても煩わしい人間関係から解放され、本来の自分を取り戻せることです。

心や時間に余裕ができ、自分が本当にやりたかったことができるでしょう。

また、自分に合った人間関係を新たに構築することもできます。

HSPの人は、必要以上に人間関係にリソースを割いています。それをなくすことで得られるメリットは大きいです。

デメリット

もちろん、人間関係をリセットすることによるデメリットもあります。

それは、相手に心配をかけてしまうということ。

それまで普通に話していた人が、いきなりいなくなったり、連絡できなくなれば、相手は当然驚きますよね。

いきなり連絡を断てば、相手との関係を修復することは困難になります。

そうなっても良いと思うからリセット癖が発動するのですが、後先考えず行動して後悔した経験がある人は、少し立ち止まって考えても良いのかもしれません。

3.人間関係をリセットする前に試したいこと3選

人間関係をリセットすることで得られるメリットはたくさんありますが、リセットせずに解決できるのであればそれに越したことはありませんよね。

人間関係リセット癖のあるHSPの人は、刺激の多さや自分の思いが言えないなどのストレスが知らず知らずに積み重なり、すべてを捨ててしまいたくなる衝動に駆られる場合も多いのです。

人間関係をリセットする前に試してほしいことを3つご紹介します。

人間関係をリセットする前に試したいこと3選
  1. デジタルデトックス
  2. 相手に自分の現状を伝える
  3. 信頼できる人に相談する

①デジタルデトックス

人間関係をリセットする前に試したいこと1つ目は「デジタルデトックス」です。

今や生活に欠かせないツールであるSNS。常時誰かと繋がっていることは安心感もありますが、同時にプレッシャーでもあります。

昼夜問わずに送られてくるメールやLINEで頭の中がいっぱいになったり、友人の楽しそうなSNS投稿を見続けることは、HSPにとっては過剰な刺激になります。

その刺激が続くと疲労感が溜まり、人付き合いに対して億劫さが出てきてしまうのです。

  • PCやスマホを使わないときは電源をオフにする
  • 1日のスクリーンタイムを予め決めておく
  • SNSは発信する時のみ見る

などの対策を取って、刺激を遮断しましょう。

②相手に自分の現状を伝える

人間関係をリセットする前に試したいこと2つ目は「相手に自分の現状を伝える」です。

責任感があり誠実なHSPは、「誘いに対しては必ず応じなければならない」というマイルールを課している人も多いようです。

相手の気持ちを慮っての行動ですが、自分がしんどい時も応じていると、人付き合いそのものをやめたくなってしまいますよね。

そこでオススメしたいのが、誘われて乗り気ではなかった時、相手に対して自分の今の気持ちを伝えてみることです。

  • 忙しくて余裕がない
  • 最近少し疲れていて遊ぶ体力がない
  • バタバタしていて返信が遅れるかもしれない

実際に忙しくなくても、疲れている場合は余裕がない時なので、罪悪感を感じることはないのです。

そこまで真正直に向き合うのもしんどい時には、「バタバタしているから今度ね」で良いと思いますよ。

3.信頼できる人に相談する

人間関係をリセットする前に試したいこと3つ目は「信頼できる人に相談する」です。

「リセットしたい」という思いは中々に強い衝動ですよね。

かなり追い詰められている精神状態ではないでしょうか?

現状が「刺激が多すぎて疲れている状況なのか」それとも本当に「相手との関係を断つ方がいいのか」どちらがいいのかは、自分だけで判断がつきにくいものです。

そんな時にはすぐに連絡先をブロックするのではなく、自分をよく知ってくれていて、信頼ができる人に相談してみるのをオススメします。

どちらにしても相手との距離を置くことにはなるのですが、信頼できる人に話を聞いてもらうことで安心でき、また自分の現状を客観的に認識して対策を取ることもできるはずです。

HSPが楽な人間関係を築くためにしたいこと3選

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image by Priscilla Du Preez from Unsplash

ここまで、HSPが人間関係に疲れる理由や対策について説明してきました。

最後に、HSPが楽な人間関係を気づくためにしたいことをご紹介します!

人間の悩みの大半は「人間関係」と言われていますから、もしかしたら楽な人間関係というのはないのかもしれません。

しかし、これからご紹介する3選をやっておくことで、HSPの人間関係がこれまでよりもグッと楽になるはずです。

HSPが楽な人間関係を築くためにしたいこと3選
  1. NOと言う技術を身につける
  2. 気の置けない友人を数人持つ
  3. 1人でも楽しめる趣味を複数持つ

ひとつずつご紹介していきます!

①NOと言う技術を身につける

HSPが楽な人間関係を気づくためには「NOという技術」は欠かせません。

この記事で何度も紹介していますが、HSPのストレスの一つに「断れない」というものがあります。

共感力が高く、相手の気持ちを思いやるあまり、自分の意に添わなくても断ったり、異論をいうことができないためです。

ただ、相手にYESと言うだけでは、自分の時間がなくなり、やりたいことができなくなってしまいますよね。

このストレスが積み重なると、人間関係をすべて断ち切ってしまいたくなるほどに追い詰められてしまいます。

筆者が「断る」ために取り組んでいる方法は以下の通りです。

  • 意に沿わないことは違うと言う
  • 自分のリミットを提示する(5分ならできる、◯時までならOK)
  • 自分の時間をスケジュールに組み、それを予定とカウントして誘いを断る

自分を大切にすることが、相手を大切にすることにも繋がる!という思いで、優しくNOと言いましょう。

②気の置けない友人を数人持つ

HSPの人は、気の置けない(遠慮がいらない・気を配らなくていい)友人を数人持ちましょう。

友人は持とうと思って持てるわけではないですが、自分自身がHSPの特性を理解し、それを伝えても残ってくれる友人が「気の置けない友人」ではないかと考えます。

そのような友人は、数ヶ月会わなかったり、連絡を取らなくてもお互い平気ですが、再会した時には以前と変わらず話ができ、帰った後も胸がほっこりしているものです。

人間関係がしんどくなることが多いHSPにとっては、たくさんの友人とパーティーするよりも、そのような気の置けない友人が数人いることが、人生の満足度を上げてくれるのかもしれません。

③1人でも楽しめる趣味を持つ

最後にオススメしたいのは「1人でも楽しめる趣味を持つ」ことです。

HSPにとって、1人の時間を充実させることは不可欠。1人を楽しんで内面的な充電をしないと、人間関係がしんどくなってしまうのです。

休日に人と会うと疲れるタイプのHSPは、人と会う以外に1人でもできる趣味を持ちましょう。

1人でできる趣味
散歩・読書・音楽鑑賞・映画鑑賞・料理・ハンドメイド・ガーデニング・ゲーム・カメラ・楽器演奏・ヨガ・筋トレ・サイクリング・カラオケ・釣り・DIY・ブログ・動画作成…他にも多数

他にも興味があるものはどんどん挑戦してみましょう!

まとめ:自分の時間と意思を持って楽な人間関係を築こう

HSPが人間関係に疲れる理由とその対策についてご紹介してきました。

刺激に敏感で、共感性が高いHSPの人は、その特性を理解し、自分軸を持って生きることが大切です。

自分の時間と意思を大切にすることで、今より楽に人間関係を築くことができるはずです!

このブログでは、HSPの人が生きやすくなるための情報を発信中です。ぜひ

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