- HSPのあるあるが知りたい
- HSPが生きやすくなる方法を知りたい
- 自分だけが辛いのか不安になる
「この辛さは自分だけなんだろうか?」
「自分は考えすぎなんだろうか?」
このようなことを考えたことのあるHSPの人もいるのではないでしょうか?
HSPは概念として少しずつ広まりつつはありますが、中々理解されづらいのも事実。
誰にも分かってもらえない…と孤独感を感じる人も多いでしょう。
この記事では、7つの場面ごとに各10選のあるある(計70選)を集めました!
また各項目ごとに対処法も掲載し、最後にはHSPあるあるとの向き合い方をまとめてあります。
この記事を読めば、「自分だけが辛い思いをしていないんだ」と安心することができ、辛さへの対処を学ぶことができますよ。
最後までご覧ください!
- HSPの場面別あるある70選
- HSPあるあるへの対処法35選
- HSPあるあるへの向き合い方5選
この記事を書いている私も、HSS型HSPです。
このブログでは、私の体験談も踏まえながら、HSPの人が楽に生きられるような情報を発信中!
ぜひ、一緒に学んでいきましょう!
HSPって何?
まず初めに、HSPとは何か?また、どのような特徴があるのかご紹介します!
HSPについてはこちらの記事でも詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
HSPとは?
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、「感受性が高く敏感な気質を持った人」を表します。
メディアでは、「繊細さん」と呼ばれることもありますね。
HSPは先天的に生まれ持った気質で、統計的には5人に1人が当てはまるとされ、1996年にアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が提唱し、世界中に広まりました。
HSPの特徴
HSPの提唱者であるアーロン博士によると、HSPは「DOES」と呼ばれる4つの特徴を持っていると言われています。
〈DOES〉
- D:Depth of Processing その場の雰囲気や、空気を読める
- O:Over Stimulation 五感から得られる外部の刺激に強く反応
- E:Emotional Responsiveness & Empathy 他人の感情変化に敏感で、影響を受けやすい
- S:Sensitive to Subtleties 他人では気付かない刺激に反応
これらの特徴は、実際にどのような場面で現れるのでしょうか?
『人間関係』『仕事』『考え方』『日常生活』『恋愛』『学校』『マインド』の7つの場面に分けて、HSPの「あるある」についてご紹介していきます!
HSPの人なら「分かる!」と共感して頂けること間違いなしです!
また、各項目でHSPが楽に生きられる対処法も併せて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
HSPあるある70選
では早速、HSPのあるあるを7つの場面に分けてご紹介していきます!
興味のある項目から読み進めてくださいね!
- HSPあるある『人間関係』編
- HSPあるある『仕事』編
- HSPあるある『日常生活』編
- HSPあるある『考え方』編
- HSPあるある『恋愛』編
- HSPあるある『学校』編
- HSPあるある『マインド』編
1.HSPあるある『人間関係』編
- 本音が言えない
- 雑談が苦手
- 断るのが苦手
- 大人数が苦手
- 八方美人になりがち
- 周りの意見に流されがち
- 他人のことが放っておけない
- 他人と長い時間一緒にいると疲れてしまう
- 人に言われた些細なひとことをずっと気にしてしまう
- 相手の仕草や表情などで機嫌や気持ちの変化を察知してしまう
人に気を使いすぎるHSPは、自分の気持ちを置き去りにしがちです。そのため、疲労感を感じたり人付き合いが負担になってしまうこともしばしば。
この特性を理解して対処することで、人間関係に気楽に向き合うことができますよ。
HSPあるある『人間関係』編の対処法
- 1人の時間を持つ
- 日記をつけて自分の感情と向き合う
- 苦手な人や苦手なこととは距離をおく
- 他の人に上手に頼る
- 睡眠をしっかり取る
HSPは人といる時間が長いと、多くの刺激を受けて疲れてしまいます。
他の人との予定でスケジュールを埋めるのではなく、「1人の時間を意識して作る」ようにしましょう。
また、「日記をつけることで日々を振り返って、自分の感情と向き合う」ことも強くオススメします。
1日の出来事、その時に感じたことをメモすると、自分が心地よいことや嫌なことがだんだんと分かってきますよ!
自分と向き合って知ることのできた「苦手な人や苦手なことからは距離を取る」ようにしましょう。
「周囲の人にうまく頼る」ということもHSPにとって重要な課題になります。人に迷惑をかけてはいけない、という思いの強いHSPですが、仕事や悩みを1人で抱え込むとかえって大きな問題になることもありますよね。
ちょっとした相談をする、作業を分担してやってもらうなども良いでしょう。人に頼った後は、感謝の言葉をかける、何らかの形で自分もその人を助ける、と言ったことが重要ですが、それらはHSPにとって得意分野なので大丈夫ですよね!
そして何より大切なのが「睡眠」です。
睡眠不足が思考力や判断力を低下させるのは周知の事実ですが、刺激に敏感で色々なことを察知して疲れやすいHSPにとって、睡眠で脳をリカバリーすることが重要です。
厚生労働省によると、適切な睡眠時間は6〜9時間(※1)と言うことです。しっかり睡眠をとり、刺激に耐えられるパワーを蓄えましょう!
2.HSPあるある『仕事』編
- 頼まれると断れない
- 電話対応が苦手
- 仕事が長続きしない
- ミスを引きずりやすい
- 物事を複雑に考えがち
- 職場環境に左右される
- 仕事から帰ると動けない
- 報告・連絡・相談が苦手
- 見られてると普段の力が出せない
- 自分のペースを乱されるのが嫌い・ストレスに感じる
刺激に敏感だったり、先のことを心配してしまうあまり、周囲の状況に振り回されることも多いかもしれません。
これもHSPの特性を理解して対処することで、仕事がやりやすくなりますよ。
HSPあるある『仕事』編の対処法
- 仕事を一人で抱え込まない
- 過去の失敗で自分を責めすぎない
- 家に帰ったら仕事のことは忘れる
- 無理に人と関わろうとしない
- 自分に合う職場環境を探す
人にお願いごとをするのが苦手なHSPは仕事を抱え込みがちです。大変な時は「1人で抱え込まずにまず相談」しましょう。
また、「過去の失敗を引きづらないこと」も重要です。ミスで「周囲に迷惑をかけてしまった…」という罪悪感を強く感じる責任感の強さがHSPにはありますが、きちんと反省すれば後は割り切って前進して良いのです。
ミスをしたり、仕事でうまくいかない状況であっても「退勤後は仕事のことは考えない!」という強い気持ちを持ちましょう。
私は、先輩に「給料が発生しない時間に仕事のことを考えるのは勿体無いよ」と言われてハッとしたことがあります。
職場の人間関係からも影響を受けますので、「必要以上に同僚に深入りせずに仕事に集中」した方がHSPにとっては良かったりします。
仕事をする上で、HSPであることがデメリットに感じてしまうように感じられるかもしれません。
しかし、HSPの特性がメリットになることもあるのです!
- 仕事が正確
- 周囲に気配りができる
- 危機管理能力が高い
これらの特性が活かせる仕事に就くと、ストレスがグッと減るかもしれませんね。例えば以下のような仕事はHSPに向いていると言われています。
- 正確性や繊細さが求められる仕事
- 人のことをケアする仕事
- 生き物(植物)に関わる仕事
- アイディアを求められる仕事
- コミュニケーションが少ない仕事
「自分に合った職場環境でマイペースに働く」ことができれば、仕事を長く続けることができますよ。
>>関連記事:HSPの人は仕事が続かない?無理なく働くためのコツ6選をご紹介!
3.HSPあるある『考え方』編
- 完璧主義になりやすい
- すぐに自分を責める
- 自己肯定感が低い
- 考えすぎて疲れる
- 拡大解釈しやすい
- 空気を読んで深読みしすぎてしまう
- ゼロ100(白黒)思考
- ひとり反省会が多い
- 嫌な妄想を繰り返す
- ポジティブにも影響を受ける
HSPは深く考える特性があり、それゆえ疲れやすかったり、自分を責めたりしてしまうことがあります。
対処法を一緒に見ていきましょう!
HSPあるある『考え方』編の対処法
- 何もしない時間を意図的につくる
- 気持ちをリセットする方法をもっておく
- 不快な刺激を避ける
- 人と一定の距離を置く
- 「これでいい」と今の自分を受け止める
HSPが考え込んでしまう時は、受ける刺激が多すぎる場合が多いようです。そのため「何もしない時間を意図的に作る」ことが大切になりますよ。
例えば、
- 部屋を暗くして、落ち着いた音楽を聴く
- お風呂にゆっくり浸かる
- 早めに寝る
などはいかがですか?余裕があれば、近くのビジネスホテルに身一つで宿泊するのもオススメです。刺激を減らすことで、だいぶ落ち着いてきますよ。
また、気分転換ができる「気持ちをリセットする方法」をいくつかリストアップしておきましょう。自分が好きなこと、時間を忘れて没頭できることをすることで、考えすぎを防ぐことができます。
「不快な刺激を避ける」ことも大切です。不快なことは人によってそれぞれですので、自分が嫌だと思うことを振り返り、なるべくその刺激に触れないよう対策しましょう。
「他人と一定の距離を置く」のも大切なポイントです。周囲との境界線が曖昧な傾向にあるHSPは、知らず知らずのうちに他人の事情や感情を考えすぎてしまい、他人の課題まで抱え込んでしまうことがあります。
「これは私のモヤモヤか?」「私が解決できる問題だろうか?」と意識することで距離を置くことができますよ。
私は「5分で済むことは協力する」と決めています。時間や思考できるエネルギーは有限ですので、自分のすべきことに注力するよう心がけています。
「これでいい」と今の自分を受け止めることも大切です。
深く考えすぎるあまり完璧主義になってしまうHSPは、自分に厳しいことが多く、自己肯定感も下がりがち。しかし、自分を責めてもいいことはありません。繊細で苦しいこともありますが、それと同じくらい良いこともあるはずです。
ミスしてもモヤモヤしても、また対策して次を良くしていけば良いだけの話です。自分だけは自分の味方でいてあげましょう!
4.HSPあるある『恋愛』編
- 好きになりやすい
- 好きになると相手のことで頭がいっぱい
- 相手に気を遣いすぎる
- 相手に合わせすぎる
- 好きな人に依存しすぎる
- 不安で深読みして誤解しがち
- 相手に自分の意見が言えない
- 少しのことで不安になる
- ずっと引きずる
- 心配事ができると不安でいっぱい
相手との距離感がグッと縮まる恋愛においてもHSPは振り回されがちです。
これも自分の特性をしっかり把握していれば対処できますよ!
HSPあるある『恋愛』編の対処法
- 一定の距離感を保って付き合う
- 恋愛以外に集中できる趣味をもつ
- 精神的に安定している人を選ぶ
- 一緒にいて心地よい相手を選ぶ
- 尽くす恋愛はしない
恋愛でも大切なのは「一定の距離感を保って付き合う」ということです。時に激しい愛情が伴うため距離感を保つのが難しいかもしれませんが、恋愛をしている自分を俯瞰し、自分と相手の課題を切り分けて考えられるようにしましょう。
一定の距離感を保つために、「恋愛以外にも集中できる趣味を持つ」ことも大切です。没頭できる趣味の時間を持つことで、意識を分散でき結果的に距離感を保つことにつながりますよ。
また、「精神的に安定している人」や「一緒にいて心地よい人」を相手に選ぶこともHSPにとっては重要なポイントです。好きになる相手を選ぶのはなかなか難しいですが、恋愛に振り回されて悩んでいるという人は、自分の特性と相手の相性を考えてみるのも良いかもしれません。
HSPは相手を思いやり、相手に対して良くしてあげたいという気持ちが強いので「尽くす恋愛になりがち」です。自分のことを後回しにして苦しくなってしまう場合には、自分の恋愛を一度立ち止まって見つめ直すのも良いでしょう。
理性的に恋愛をするのは難しいですよね。自分の辛さが前向きなものか知ることが、良い恋愛かどうか見極めるポイントなのかな、と個人的に思っています。
5.HSPあるある『日常生活』編
- 外出後は疲労困憊
- 人混みには行きたくない
- 自然のなかでのんびりしたい
- イベントの後は疲労困憊
- 人と会うと楽しかったのに疲れる
- 休みの日は寝ていたい
- ひとり時間が落ち着く
- 休みの日に何もしていないと焦る
- SNSで周囲のキラキラを見て落ち込む
- LINEの返信が億劫
HSPは刺激に敏感なあまり、非HSPと比べて疲れやすい傾向にあります。
疲れる状況や回復ポイントを知っておくことで楽に生きることができますよ。
HSPあるある『日常生活』編の対処法
- 必ず1人でリラックスできる時間を持つ
- 余裕を持ったスケジュールを作る
- 自然の中で過ごす時間を持つ
- デジタルデトックスをする
- 休みに何もしない自分を許す
HSPの日常生活あるあるへの対処法の一つとして「必ず1人でリラックスできる時間を持つ」ということが挙げられます。
刺激に敏感な特性から、非HSPが気にならないようなこともすべてキャッチしてしまい、知らず知らずのうちに疲れてしまっているのです。そこで、1日のうちで1時間、また週1日は1人の時間を確保して心身を癒しましょう。
また「余裕を持ったスケジュールを作る」ことも重要です。スケジュールを詰め込み、たくさん人に会うような生活をしていると、HSPはパンクしてしまいます。余裕がなくなり、感情が爆発してしまうことも。時間や工程に余裕を持ったスケジュールを立てると、心が楽になり本来の実力を発揮できるようになります。
そして、可能であれば週1回は「自然の中で過ごす時間」を持ちましょう。HSPは刺激に敏感な特性から、自然からポジティブなエネルギーを受け取りやすいのです。木漏れ日の清々しさや花の美しさ、海の雄大さ、鳥のさえずりなどに感動を覚え、前向きな気持ちになったことはありませんか?公園へ行ったり、緑の多い通りを歩くなど、意識的に自然に触れることでリラックスに繋がりますよ。
他にも、HSPは定期的に「デジタルデトックス」をオススメします。ニュースやSNSなど意図せずにたくさんの情報が飛び込んできて、脳を疲労させます。スマホを見る時間を決める、休みの日はスマホを持たずに出かけるなどのデトックスにチャレンジしてみると、頭がスッキリしていることに気づくはずです。
最近は休みの日にスマホを置いて図書館に出かけるのにハマっています。手元にないと集中して本を読めるのでオススメですよ。
最後に「休みの日に何もしない自分を許す」ことを心がけてみてください。真面目で責任感の強いHSPは、休みの日にもしっかり予定を立て、自己の向上や他者への貢献をしながら過ごさないといけない!と思い込み、寝て過ごす休日に罪悪感を覚えがちです。しかし、休日にしっかり休むのも大切なことですよね。自分がのんびりリラックスして過ごすことを許すと、肩の力が抜けて楽に過ごすことができますよ。
6.HSPあるある『学校』編
- 発言や発表が苦手
- 先生への質問が苦手
- 輪に入るのが苦手
- 周囲が気になって授業に集中できない
- 友人からよく相談される
- グループから離れている子がいると放って置けない
- リーダーは避けたい
- 友達との会話を思い出し寝れなくなる
- グループワークの時間はメンバーに気遣い、早くまとめなければと焦る
- 他の誰かが怒られていると自分が怒られているような気持ちになってつらい
HSPの特性を持つ子どもは「Highly Sensitive Child(過敏感な子供)」と呼ばれ、感受性が高く、環境刺激に鋭敏に反応する特性を持ちます。 学校生活においても、大人と同様に環境に馴染めなかったり、傷つきやすかったりしてストレスを抱え込みがちです。
子どもは大人と比べて知識や経験が少なく、自力で対処できる範囲も限られているため周囲のサポートも不可欠になります。
HSPあるある『学校』編の対処法
- 自分の心が楽に感じることを優先する
- スクールカウンセラーや保健室の先生に相談してみる
- 信頼できる友達を見つける
- 部活や習いごとなど熱中できることに取り組む
- 辛い時は学校を休んでも良いと知る
HSPの学校あるある対処法のひとつめは「自分の心が楽に感じることを優先する」ことです。心がモヤモヤしても友だちのことを優先したり、無理して部活や係の活動をすることはとても辛いことです。自分が嫌だったこと、楽しかったこと、嬉しかったことを振り返り、心が楽に感じるにはどうしたら良いか考えてみましょう。
自分だけではどうしたら良いか分からない、という場合は周りの大人(親や先生など)に相談してみましょう。特に「スクールカウンセラーや保健室の先生」は心の問題や解決方法を学んでいるプロですので、心の辛さやモヤモヤが続いている人はぜひ相談してみましょう。
また、「信頼できる友達を見つける」ことも心が楽になるポイントです。クラスメイトに限らず、部活の先パイや後はい、塾の友達、親せきの子、バイトや習いごとの仲間など、どんな関係でも信頼して話せることができる人がいれば安心できますよね。今はSNSで簡単に誰かとつながることができますが、インターネットは素性を隠してやり取りができるので注意が必要です。まずは自分の身の回りで信頼できる友だちを作りましょう。
信頼できる友だちは多くなくても大丈夫ですよ。
私も親友は3人ですが、とても頼りになり存在だけで安心します。
そして「部活や習い事など自分が熱中できることに取り組む」ことも良いですよ。HSPは過去の嫌だったことや辛かったやり取りをなかなか忘れられず、頭の中でぐるぐるし続けてモヤモヤすることがあります。しかし、楽しいことや時間を忘れて熱中することに取り組めば、その時は嫌なことを忘れることができますよ。モヤモヤはすべてゼロにはなりませんが、楽しい時間が増えることで自然と前向きな気持ちになれます。部活や習いごとだけでなく、本を読む、音楽を聴く、映画を見る、手芸など好きな作業に取り組むなど、自分の好きな活動に熱中しましょう!
最後に「辛い時は学校を休んでも良いことを知る」ことを覚えておいてくださいね。HSPは周りの期待にこたえようと頑張ってしまいがちで、自分が辛くても日々の生活をいつも通りこなすべきだと思い込んでしまいます。しかし場合によっては、一度立ち止まってより良い方法を考えた場合がいい時もあるのです。辛い時は、周りの大人やスクールカウンセラー、保健室の先生などに自分の状態を話して相談しましょう。その時に学校を休んだり、保健室で過ごすことになってもあなたは何も悪くないのです。自分を大切に過ごしましょうね。
7.HSPあるある『マインド(意識)』編
- 自分で決められない
- 人の考えに流される
- 世間体で行動をする
- 他人の目標と比較する
- 過去の出来事を引きずる
- 自分のことを後回しにしてしまう
- ハッキリさせないと気持ち悪い(白黒思考)
- やるなら徹底的にやりたい(完璧思考)
- 何かを失敗したら全てが嫌になる(ゼロヒャク思考)
- 自分に厳しい
共感性が高すぎるあまり、周りと迎合して他人軸で生きてしまいがちなHSP。また完璧主義で自分を苦しめてしまうこともあります。
ここではマインド=意識と捉え、HSPが陥りがちな心もちのあるあるをまとめ、次にその対処法をご紹介していきます。
HSPあるある『マインド』編の対処法
- HSPを理解する
- 自分の価値観を明確にする
- 自分の出来る範囲を明確にする
- 完璧でなくても良いと理解する
- 日記をつける
HSPあるあるマインドを克服するためには「HSPを理解する」ことが何より不可欠です。自分が陥りがちな思考や状況がをHSPの特性を通して見ることで、自分のことを客観視できますよね。この辛さはHSPのこの特性からくるものなのかも…と理解して対処することができますよ。この記事をここまで読んでくださっている方は自分を理解しよう!という思いが強く、勉強熱心な方だと思います。このままじっくり対策していけば大丈夫ですよ。
他人との境界線が曖昧な傾向にあるHSP。自分と周囲を明確に区別するために「自分の価値観を明確にする」ことも重要です。これは何度も述べていることですが、自分の大切にしたいこと、嫌なこと、どうでもいいことを明確にしておくことは、HSPは楽に生きていくために欠かせません。共感性が高すぎて周囲の期待に応えたい特性のため、自分の軸を予め決めることで自分を護ることができますよ。
私が大切にしたいこと…①自分の時間 ②自分の尊厳 ③家族の健康 ④親友との関係…です。
また「自分にできる範囲を明確にしておく」ことも大切です。これは自分の価値観を明確にすることにも繋がるのですが、自分の大切にしたいことをしっかり守るということは、そのためにできなくなることもある、ということです。
例えば、自分の時間を大切にしたいのであれば、友人の誘いを断ったり、惰性でやっていた趣味をやめるなどの必要が出てきます。また、周囲の頼み事をすべて受けることもできなくなるでしょう。HSPは周囲の期待に応えようとするため、頼まれたり誘われたりした時に咄嗟に断ることは難しいのです。そのため事前にできる範囲を明確にしておくことが大切なのです。
私は週末の自分時間を予め確保し、急に誘われても「(自分との)約束があるからまた今度ね」と断ることができています。
HSPは細かなことに気づくため、完璧主義になりがちです。そのため、あるあるに出てきたような「白黒思考」「完璧思考」「ゼロヒャク思考」に陥り余裕がなくなることも多いでしょう。この思考に支配されると、生きることが本当にしんどくなってしまいます。「完璧でなくても良いと理解する」ことが大切です。
目的を完遂するためにはどの程度の完成度で良いかを確認、認識するのも重要ではないでしょうか?例えば、上司に立案の叩き台を今日中に出すよう言われたとします。その際に大切なのは立案の内容であって、整ったレポート内容や文章の誤字がなくすことではないと思うのです。目的を果たすための完成度を認識し、またそれが間違っていても訂正すればいいだけなので「リラックスリラックス🎵」と心の中で自分を励ましましょう。
最後に「日記をつける」こともオススメしたいです。ノートに自分の思いを書き込むことは「筆記開示(エクスプレッシングライティンング)」と呼ばれ、気持ちの整理や客観視、問題解決能力の向上などの効果があると言われています。書き出すことで自分の思いを整理し、思考の傾向を知ることができ、価値観を明確にして対処法を練ることができるでしょう。筆記開示の研究では1日20分、4日以上続けることで効果が出ると言われていますが、まずは数行、5分間だけなど、自分のペースで継続することが重要なポイントです。
まとめ:HSPあるあるとの向き合い方
HSPあるあるとその対処法について説明してきましたが、「これは当てはまるな」「私もこういう時ある!」という場面はありましたか?
上記に紹介したもの以外にも
- 大きい音が苦手
- 人の声や物音がすると集中できない
- 強い光が苦手
- 香水の匂いで気持ち悪くなる
など、刺激に敏感なHSPならではのあるあるもありますよ。
これらを含むHSPあるあるへの向き合い方として重要なのは、「自分の気質を理解すること」。自分がどのような時にストレスを感じるのかを把握することで、対処もしやすくなります。
ここからは「HSPあるある」全体への向き合い方を3つにまとめてご紹介します。
- 自分がストレスになるものを把握する
- 余白の時間を作る
- 自分を大切にすると決める
1.自分がストレスになるものを把握する
この記事で何度か述べていますが「自分がストレスになるものを把握する」ことは、HSPが心穏やかに生きていくために欠かせません。
上記のHSPあるあるで当てはまる場面の他にも、自分の日常を思い浮かべてストレスになることをまとめておきましょう。
筆者の場合は、色々思い浮かべた結果、以下のようなストレスがありました。
- 騒がしい場所が苦手
- 話すとモヤモヤする同僚や友人がいる
- 臨機応変な対応を求められるとテンパってしまう
ストレスを認識し、対策を考えるだけでも楽になります。毎回うまく対処できることばかりではありませんが、うまく行った時は自己肯定感がアップするのを感じています!
ストレス源に対処しようと考えるだけでものすごい進歩ですし、対処できれば万々歳です。一歩ずつ成長していきましょう。
2.余白の時間を作る
「余白の時間を作り、心身をゆっくり休ませる」ことも重要です。
HSPは刺激に敏感なあまり、脳の疲労も溜まりやすいです。
脳疲労は身体の不調に繋がりますので、「何となくだるい」「集中できない」「やる気が出ない」などの症状は脳の疲れからきていることもありますよ。
また疲労感の他にも「怒りっぽい」「食欲が止まらない」「スマホから目が離せない」など神経が昂っている状態も、脳のキャパシティを超えている可能性があります。
- 7〜8時間の睡眠をしっかり取る
- 土日のどちらかは1人でゆっくり過ごす日を設ける
- 無理したら出来そうだな…と思う時はやらない
など、余裕を持って過ごすように意識しましょう。
3.自分を大切にすると決める
色々な対処法を述べてきましたが、それらを試す前にしてやって欲しいのが「自分を大切にすると決める」ことです。
周囲のことを優先し、また他人の気持ちが分かるあまり自分の気持ちを胸のうちに押し込めがちなHSP。そのおかげで救われている人もたくさんいますが、一方的にギブしすぎるのは消耗してしまいます。
刺激につい流されがちなので、まずは自分優先!と決めてしまいましょう。決めることで行動できます。ここがブレるとHSPはすぐに周囲を優先してしまうので、強い気持ちで心に刻んでくださいね。
「自分を大切にする!」
私も日記に毎日「自分を大切に」と書いています(笑)
そうしないとどうしても流されてしまうので…
記事は以上です。最後まで読んでくださりありがとうございました!
少しずつ、一緒に進歩していきましょうね!