ダイエットが続かないのは何でだろう…
そんなお悩みにお答えします!
- ダイエットに失敗しがちな人の特徴
- ダイエット成功するためには?
今より痩せたい!そう思ってダイエットにチャレンジした人はたくさんいるはず。しかし、ダイエットした人と同じくらい、「ダイエット」に失敗してしまった人も多いはずです。
世の中に溢れるダイエット本や度々流行る〇〇ダイエットがダイエットの難しさを物語っているのではないでしょうか?
そこでこの記事ではダイエットに失敗しがちな人の特徴を7選ご紹介します。ダイエットの常識と思ってやっていたことが、意外とそうでもないことがあるかもしれません。実際に筆者も間違ったダイエットに取り組んでは失敗してきた過去があります。
ここで紹介する特徴を避ければダイエットの成功が見えてくるはず!ぜひ最後までご覧ください!
筆者は元看護師です。
前職では生活習慣病を抱える患者さんに栄養指導をしてきました。また、私自身も70kg→55kgと−15kgのダイエット経験があります。
ダイエットは知識がない状態で闇雲に行うととても大変ですよね。私と一緒に学んで、効率的にダイエットを進めていきましょう!
ダイエットに失敗しがちな人の特徴7選
ダイエットに失敗しがちな人の特徴は以下の通りです。
- 短期間で結果を求める
- 極端な食事制限
- 甘い誘惑に乗る
- 部分痩せ
- 体重にこだわりすぎる
- 脂肪ではなく筋肉が落ちている
- 睡眠をとっていない
ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
1.短期間で結果を求める
ダイエットの目標にありがちな「引き締まった腹筋」や「美しいくびれ」、「脂肪を10kg減らす」などの華々しいイメージだけが先行し、どの程度の期間で達成するのか決めないままスタートダッシュしてしまうと確実に失敗します。
一般的にリバウンドしないためには、1ヶ月の減量は「体重の5%まで」と言われています。それを超えると身体が飢餓状態になり、代謝を抑制する作用が働くからです。代謝が落ちると、食事を元に戻した途端に体重も戻るだけでなく、太ってしまう…という悲しい結果になってしまいます。
ちなみに体重の5%は、60kgの人だと3kgになり、これ以上の減量はやりすぎということですね。60kgの人が10kg減らしたい場合は、最短でも4ヶ月はダイエット期間を確保したいところです。
ただ、短期間で減らした体重は、短期間で戻りやすいと言われています。その理由は、痩せの習慣が自分の生活習慣に馴染む時間が短く、以前の生活習慣に戻ってしまいがちだからです。他にも、短期間で痩せるということは、その分タイトに食事制限をする必要があるため、反動でドカ食いをしてしまう可能性も高まります。
理想は、半年から1年かけて月1〜2kgずつゆっくりと減らしていくこと。このペースであれば、普段の食事に気をつけていれば、週1回程度は自分の好きな物を食べる機会を設けても十分に達成できます。
自分の体に合ったダイエットを見つけつつ、途中でガス抜きをしながら進めることができるのでストレスで中断することも少ないでしょう。目標体重を達成した頃には、最適な食習慣も生活に馴染み、体重維持も苦ではなくなるはずです。
2.極端な食事制限
ダイエット成功のためには、ある程度の食事制限は必要です。しかし、痩せたい気持ちが先走るあまり、「水しか飲まない」「サラダしか食べない」「糖質を全く摂らない」といったように、極端な食事制限をしてしまうとほぼ確実に失敗します。
栄養が偏って倒れたり、反動でドカ食いしてしまったりと、無理しても良いことは全くありません。
ダイエットのためには「消費カロリー>摂取カロリー」を行う必要がありますが、極端にカロリーを制限しすぎてしまうと体が「飢餓状態」となり、代謝を制限します。そして、食べ物が入ってきた時に多くのエネルギーを貯めこもうするため、脂肪が増えてしまう残念な結果に繋がってしまうわけです。
この事態を回避するためには、必要なカロリーと栄養素を決めることが大切。目標体重から基礎代謝を割り出し、摂取すべきカロリーや栄養素をあらかじめ設定しておきましょう。
必要なカロリーや栄養素の割り出し方は以下の記事に記載しています。
計算が大変…という方は、ダイエットアプリの活用も検討してみてください。自分の現在の体重や目標体重を入力することで、必要なカロリーや栄養素を割り出してくれます。
無料ダイエットアプリのおすすめ記事はこちらです。
3.部分やせを狙う
「お腹の脂肪をなくしたい」と闇雲に腹筋運動をしたり、「くびれが欲しい!」と腰を回すなど、痩せたい部分を集中的に鍛えたことはありませんか?
人間の体は、部分的に痩せることはできません。運動で脂肪燃焼する仕組みとしては以下の通りです。
運動で脂肪燃焼する仕組み
- 運動で全身の脂肪が少しずつ分解し、血液中に流れる
- 動いている筋肉に運ばれてエネルギーに変わる
分解された脂肪は、筋肉という「エンジン」を動かす「ガソリン」になる、というわけです。しかし、人間の体には、動かしている部分の脂肪から優先的に分解するという仕組みはありません。脂肪は全体的に少しずつ減っていくのです。
腹筋や腕などの小さな筋肉よりも、太ももや胸、背中など大きな筋肉を優先して鍛えることで、基礎代謝を効率的に上げることができます。
4.筋肉量が落ちてしまっている
ダイエットの後にリバウンドしてしまう原因として、筋肉が落ちてしまっている、ということが挙げられます。
筋肉は体のガソリンであり、動かすことでエネルギーを消費します。また筋肉をつけることで基礎代謝量が上がることも分かっています。基礎代謝量とは何もしていなくても体内でカロリーを消費して生命を維持してくれるシステムのこと。人によって数字は変化しますが30代男性なら平均1500キロカロリー、30代女性なら平均1200キロカロリー程度が基礎代謝で消費されると言われています。
極端な食事制限を制限した結果、筋肉を維持するのに必須である「タンパク質」が不足すると筋肉量が減ってしまい、基礎代謝が下がって太りやすい体になってしまう可能性があるのです。
対策としては、必要量のタンパク質を摂取すること、少しずつでいいので運動週間、筋トレを生活に取り入れることが重要になります。
5.十分な睡眠を取っていない
不規則な生活で睡眠を十分に取っていない人も、ダイエットに失敗する確率が上がってしまいます。
睡眠時間が短いと食欲増進ホルモン「グレリン」と食欲抑制ホルモン「レプチン」という2つのホルモンのバランスが崩れ、食欲を増進させる「グレリン」の分泌が増えるからです。寝不足になってしまった結果、食欲が増し、食べすぎてしまうというわけです。
睡眠時間の確保だけでなく、睡眠の質を確保するために室温や寝具、寝る前のスマホを制限するなど、睡眠環境を整えることも大切です。
睡眠環境の整え方の詳細は以下の記事に記載しています!
6.「体重」にこだわり過ぎる
ダイエットのために、目標体重を決めるのは有効です。それにより必要なカロリーやスケジュールを立てることができ、ダイエットを評価する基準にもなります。
しかし、体重の数字だけにこだわりすぎるのも考えものです。1日1日の体重の増減に一喜一憂し、ダイエットが嫌になったり落ち込んだりすることもあるでしょう。目標体重まで減らない自分を責めたり、もっと効率的に体重を減らすために無理なダイエットに走る可能性もあります。
そもそも、ダイエットの目的とは何でしょうか?
もちろん、体重を減らすのは目標ですが、その根底には「痩せて綺麗な服を着たい」「バキバキの腹筋を手に入れてモテたい」「健康診断でメタボだから痩せるように言われた」…といったように、誰しも自身の健康や美容に繋がる目的があると思うのです。
目先の体重の増減だけでなく、自分のなりたい姿や状況を思い描き、その過程すらも楽しみながらダイエットを進めるのが理想的ではないでしょうか?
体重は一つの指標であり、それが全てではありません。ダイエット中は食事管理や運動、睡眠時間の確保など、色々やることがあり視界が狭まってしまうことも多々ありますが、自分がどうなりたいのかを日々振り返りながら、ゆっくりとダイエットを進めていきましょう!
7.甘い誘惑に釣られる
最後に伝えておきたいダイエットの失敗しがちな人の特徴は「甘い誘惑に釣られる」です。
メディアやダイエット商品のコピーには「飲むだけで痩せる」「毎日5分だけでくびれができる」「これを食べるだけで簡単に−〇kg」「〇〇オフでヘルシーに新登場!」と言った、魔法のような言葉が飛び交います。
そのパッケージに映る人物や商品はとても魅力的で、自分もそうなれるのではないかと手に取った経験のある方もいらっしゃるのかもしれません。
もちろん、少なからず何らかの効果はあるかもしれませんが、長年の生活習慣で出来た体はそう簡単に変わりません。食べるだけ、飲むだけで痩せるのなら、それはもう毒です。危険すぎます。
食べ過ぎが原因で体重が増えた方が痩せたいのなら、ヘルシーな食べる物に変えるか、量を抑えるだけでいいのですから、ダイエットのために新たに何かを購入する必要は基本的にはありません。
運動時の脂肪燃焼をサポートするサプリや漢方、ドリンクもありますが、それは食事管理や運動するのが大前提ですし、商品にもそう記載してあります。しかし、キャッチコピーが魅力的すぎて、飲むだけで痩せるかのように錯覚してしまうのですね。
ダイエット商品や〇〇ダイエットを否定するつもりはありませんが、ダイエットは食事管理、運動が基本ですので、甘い誘惑に直ぐには飛び付かず、冷静に判断しましょう。
ダイエット成功するためには?
ダイエットに成功するために筆者が考えることは以下の通りです。
- カロリーや栄養素などの栄養管理
- 適度な運動
- しっかりとした睡眠
とても基本的で単純なことですが、この原則通りに生活すれば、これまで暴飲暴食をしていた人はスルスルと痩せて健康になっていきます。まずが騙されたと思って一度お試しください!
詳細なやり方は以下の記事をご覧ください!
まとめ
ダイエットに失敗しがちな人は、焦って体重を落とそうとする傾向にあります。結果を早く求めるあまりに無茶なダイエットをして、挫折やリバウンドという悲しい結果になってしまうようです。
今の体は長年の食事や生活習慣の積み重ねです。それを変えようとするにはやはり時間がかかる、ということを知っておくべきでしょう。とはいえ、体重にもよりますが、−10kg程度なら半年ほどかければ無理な数字ではありません。千里の道も一歩からです。コツコツを少しずつ生活を変え、自分を変えてみませんか?
このブログでは、ダイエットに有効な情報を発信しています。継続できるダイエットを目指した記事を書いていますので、ぜひチェックしてみてください!