- HSPの有名人ってどれくらいいるんだろう?
- HSPが世間に広まることによってどうなるのかな?
HSPの知名度が上がる中で、自身がHSPであることを公表する有名人が増えていますよね。
そこでこの記事では、以下について紹介していきます。
- HSPを公表した有名人10選
- HSPが有名人に与える強み
- 有名人のHSP公表が世間に与える影響
この記事を書いている私も、HSS型HSPです。
このブログでは、私の体験談も踏まえながらHSPの人が楽に生きられるような情報を発信中!
HSPについて、一緒に学んでいきましょう!
HSPの有名人10選
1.HSPを公表している日本の芸能人
①最上もが
最上もがさんは、でんぱ組.incの元メンバー。現在はタレント・モデル・女優として活動し、非常に人気のある芸能人です。最上もがさんは、2020年にYoutubeチャンネルでHSPであることを告白しました。
動画の27:38ごろから自身のHSPについて触れています。
また自身のアメブロではHSPに関する情報発信を行っています。インスタでは娘さんの子育てとHSP気質に絡めた投稿もありますので、ぜひ覗いてみてください。下記に各種SNSやブログのリンクを掲載しているので、ぜひ覗いてみてください。
最上もがさんのSNS
・ブログ「最上家の日常」:HSPの誤解されがちなこと
・インスタグラム
②田村淳
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。お笑いタレントとして活躍し、現在では司会者・作家・ラジオパーソナリティ・Youtuber・会社経営者など幅広く活躍しています。田村さんは、2020年9月29日に放送された「グッとラック!」でHSPであることを告白しました。
明るく社交的な性格の田村さんがHSPとは少し意外な感じがしますよね。田村さんの場合は、HSPではなくHSS型HSP(刺激追求型HSP)とお話しています。実は私(RAITA)もHSS型HSPであり、内向的な性格なのに刺激を求めてしまうどこか矛盾した気質です。HSS型HSPは繊細なのに新しいことに進んでチャレンジしたり、スリリングな仕事やアクティビティに取り組んだり、リスクを取ったりするなど、自ら刺激を探してしまう傾向があります。
しかし、実態は繊細で内向的な気質であるため、刺激を受けると酷く疲れたり心を痛めてしまうこともあるのです。もし「HSS型HSPかな?」と感じた方は、田村さんのYoutubeや記事を見てみるのも良いでしょう。
田村淳さんのインタビュー記事
・メディカルドック:HSP“繊細さん”を公表の田村淳「こういう人もいるんだよって義務教育で教えてほしい」
・ダヴィンチ•Web:ロンブー田村淳さんのHSP処世術「周りと意見が合わない時は、HSPのせいにしてます(笑)」
③ベッキー
タレントのベッキーさんは、2020年9月20日の「ワイドナショー」でHSPについての特集コーナーがあった際に自身のX(旧Twitter)で「HSPだ。わたしも」と公表しました。
自身の刺激への対処法も呟き、たくさんの共感を集めています。
④松本人志
日本を代表するお笑いタレントの松本人志さん。現在は漫才師としてだけではなく、司会や俳優、映画監督・作家・コメンテーターなど多岐に渡って活躍しています。
松本人志さんは、2020年9月20日にワイドナショーに出演していた際にHSPのチェックリストを見て「俺もこれやな」と発言。多数のメディアに出ているので意外な感じがありますが、細かなことに気づくからこそのツッコミやコメントなのかもしれません。
⑤要潤
俳優・タレントとして活躍している要潤さん。2020年にTwitterで「うわ、完全に俺もHSPかも。」と公表しました。
要潤さんはラジオ番組内でも、自分がHSPであることを語っています。俳優として活動していても、NGをださないと褒められることをプレッシャーに感じたり、自分の行動が迷惑をかけてないか、必要以上に気にしてしまうとも語っており、HSP気質に悩む姿も見られています。
2.HSPを公表しているアーティスト
⑥EXILE ATSUSHI
EXILE ATSUSHIさんは、グループやソロアーティストとしての音楽活動だけでなく、児童養護施設への訪問や寄付、刑務所への慰問など社会貢献活動も積極的に行なっています。
そんなATSUSHIさんは、著書『SIGN』にて、自身がHSPであることを公表しました。書籍の中には、アーティストとして活躍する華々しい姿の裏側の苦悩も描かれています。
また、ソロアルバムのドキュメンタリーにはファンへの手紙を読みながら涙する姿もあり、感受性の高さが伺えます。
⑦木嶋真優
ヴァイオリニストとして活躍している木島真優さん。木島さんは自身が出演した2020年9月に放送された「グッとラック!」の直後にTwitterでHSPであることを告白しています。
3.HSPを公表している日本の芸能人
⑧ニコール・キッドマン
世界的に有名な女優のニコール・キッドマンさんも、雑誌のインタビューで繊細な人であると話しています。
自身について、「女優なんていう仕事をしていると、自己顕示欲が強いと思われがちだけど、実は結構シャイなの。」と言っています。『ライラの冒険』の撮影でも、ドレスを着て男性たちの前を歩くシーンでは、「深呼吸して。自信を持つのよ」と自分に言い聞かせたそうです。
ALL ABOUT:『オーストラリア』ニコール・キッドマン
海外の有名人もHSP気質を持ち、自分を鼓舞しながら頑張っていると知ると勇気をもらえますよね。
⑨アラニス・モリセット
アラニス・モリセットさんはカナダのシンガーソングライターで、全世界で6000万枚以上のアルバムを売り上げを誇る世界的アーティストです。アラニス・モリセットさんも自身がHSPであると公言している1人で、映画『SENSITVE 語られなかった物語』では、HSPを提唱した心理学者のエイレン・アーロン氏と対談しています。
⑩カニエ・ウェスト
カニエ・ウエストさんは、アメリカ出身の世界的なラッパーであり、音楽プロデューサー、ファッションデザイナーなど多岐に渡って活躍しています。カニエ・ウエストは自らがHSPであることをインタビューにて公言しています。
カニエ・ウェストのインタビュー
NME:A quest to understand Kanye West: The biggest revelations in Ye’s Charlamagne interview
HSPが有名人に与える強み
1.HSPについて
「HSP」という言葉はアメリカの心理学者であるエイレン・アーロン博士が1996年に発表したことが最初です。特徴としては以下の「DOES」と呼ばれる4つが挙げられます。
〈DOES〉
- D:Depth of Processing 物事を深く処理する
- O:Over Stimulation 五感から得られる外部の刺激に強く反応
- E:Emotional Responsiveness & Empathy 他人の感情変化に敏感で、影響を受けやすい
- S:Sensitive to Subtleties 他人では気付かない些細な刺激に反応
日本で広まり始めたのはここ数年のことで、テレビで特集されたのをきっかけに有名人が自身がHSPであることなどを公表したことがきっかけだと言われています。
2.HSPが有名人に与える強み
ここからは、HSPの気質が有名人にとってどのような強みになっているのかについて考えていきます。
①HSPが持つ深い洞察力
HSPには1つのことを深く考え、そこから派生して多くのことを考える特性があります。
作家が様々な伏線を散りばめた小説を書いたり、アーティストがテーマを膨らませて作品を作ったりできるのはこの特性によるものでしょう。
また俳優が役に入り込めるのも、役柄のことを深く考えることができ、考えや感情まで膨らませて考えることができるからです。
②HSPが持つ独特な感性
HSPには、周囲の環境の変化や音・光などの刺激を受けやすい特性があり、その経験から独特な感性を持っているという人もいます。
風景や人の細かな描写や、それから得られる感情表現の機微などを作品で描けるのは、このHSPの特性が関係しているアーティスト、作家も多いでしょう。
有名人のHSP公表が世間に与える影響
続いて、有名人のHSP公表が世間にどのような影響を与えるのか、考察していきます。
- HSPの認知が広まる
- 自身がHSPだと知り、前向きになれる人が増える
- HSPへの誤った理解が広がってしまう
1.HSPの認知が広まる
影響のひとつ目は、HSPの認知が広まることです。
「HSP」という言葉や概念は、アメリカの心理学者であるアーロン博士が1996年に発表したことが始まりです。日本で広まり始めたのはここ数年のことで、松本人志さんや田村淳さんなどがテレビやSNSでHSPであることなどを公表したことが広まったきっかけだと言われています。
有名人が公言することで「HSP」という言葉が広まり、その需要を受けて雑誌やテレビなどのメディアで特集が組まれてさらに認知される結果となりました。
2.自分がHSPだと気づき、前向きに行動できる人が増える
HSPの認知が広がれば、自身がHSPであることに気づく人が増えていきますよね。
自身がHSPだと知ることで、自分の性格や特性で辛かったことや違和感などでモヤモヤしていたことの正体がわかり、少しずつ前向きになっていくでしょう。
私も有名人のSNSやメディアでHSPを知り、これまでのしんどさの原因が分かって気持ちが楽になった1人です。
しんどさの原因が分かれば対策もできますし、何よりこの辛さや違和感が自分1人だけのものではないと知れることで心が救われる人も多いのではないでしょうか?
3.HSPへの誤った理解が広がる可能性がある
良い認知が広まる一方で、HSPへの誤った理解が広がる可能性もあります。
科学的根拠のない決めつけや憶測などが飛び交うこともあるのです。
- HSPは甘えである
- HSPは病気や障害である
- HSPは誰にでも当てはまることである
これらはHSPに対して世間から言われている間違ったイメージです。実際に田村淳さんがHSPを公表した後にこのようなメッセージがあったようで、それに対してもコメントしています。
HSPは病気や障害ではなく、全人口の15~20%が当てはまると言われている「感受性が強い人」のことを指し、現在も様々な研究が進められています。
どのような特性に対しても心無い言葉が放つ人がおり、HSPは特に傷ついてしまうかもしれませんが、HSPは長所や強みもたくさんあります!
私は世間がどのような認知であっても、自分の強みを見つけて前向きに楽しく生きていくことが重要だと自分に言い聞かせています!
まとめ
HSPを公表している有名人と、HSPが有名人に与える強み、そして有名人のHSP公表が世間に与える影響について説明してきました。
HSPであっても表舞台で活躍している有名人はたくさんいます。むしろHSPの特性を強みにして結果を出している印象ですよね。
HSPであることで辛さや生きづらさを感じる人もいるかもしれません。この記事を読んで、自分は1人ではないんだ、HSPであっても活躍できるんだ、と感じてもらえれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログはHSS型HSPの筆者が、HSPが少しでも生きやすくなるように情報を発信中です。ぜひ他の記事もご覧ください!