
- 他人に振り回されやすく、自分の意見を言うのが苦手なHSPさん
- いつも気を使いすぎて疲れてしまう、心が休まらないと感じている人
- 自分らしさを大切にしながら、もっとラクに人間関係を築きたい人
HSP・繊細さんのあなたは、毎日「人に気を使いすぎて疲れる…」と感じていませんか?
人の気持ちや環境の変化に敏感で、つい自分のことを後回しにしてしまうこともあるでしょう。
でも、その繊細さは弱さではなく、あなたの大切な個性です。
この記事では、HSPでも疲れにくく、自分軸を持って生きるための7つの習慣をご紹介します。
今日から実践できる具体例つきなので、少しずつ心地よい毎日を手に入れられるはずです。
まずはこの記事で紹介する7つの習慣の中から、できそうな1つを試してみましょう。
小さな一歩でも、自分軸を育てる大きな変化につながりますよ。
- 「自分軸」を育てる7つの習慣がわかり、今日から実践できる
- HSPの特性を活かして、疲れにくい暮らし方のヒントが見つかる
- 無理せず自分らしく生きるための具体的な一歩が踏み出せる

この記事を書いている私も、HSS型HSPです。
このブログでは、私の体験談も踏まえながらHSPの人が楽に生きられるような情報を発信中!
HSPについて、一緒に学んでいきましょう!
1.HSPとは?その特徴を簡単に知ろう


HSP(Highly Sensitive Person)は、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念で、人口の約2割が当てはまると言われています。生まれつき「刺激を深く処理する気質」を持ち、感受性がとても豊かなのが特徴です。
例えば、他人の表情の変化や声のトーンに敏感に気づいたり、音や光、人混みに強い疲れを感じたりします。また、映画や音楽、自然の美しさに人一倍感動できるのもHSPならではの魅力です。
繊細さは「弱さ」ではなく、大切な個性です。ただし、自分軸を持たずに周囲に合わせすぎてしまうと、心が疲れてしまいやすいのも事実。だからこそ「自分軸」を意識することが、HSPさんにとって大切な支えになります。


◎HSP簡易チェックリスト|あなたもHSPかも?
以下の項目にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
①人のちょっとした表情や声色の変化にすぐ気づく
②大きな音や強い光が苦手で、疲れやすい
③人混みや忙しい場所に長時間いるとぐったりする
④他人の気持ちに強く共感して、影響を受けやすい
⑤芸術や自然に触れて、深く感動することが多い
3つ以上当てはまる方は、HSPの気質を持っている可能性があります。
当てはまってドキッとした方もいるかもしれませんが、安心してください。HSPは病気ではなく、生まれ持った特性なんです。繊細さはあなたの魅力であり、人生を豊かにする大切な感性でもあります。
ただ、その繊細さゆえに「人に合わせすぎて疲れる」「自分の気持ちが分からなくなる」といった悩みを抱えることもあるでしょう。そんなときに役立つのが「自分軸を育てる習慣」です。
ここからは、HSPのあなたが日常の中で少しずつ実践できる 7つの習慣 をご紹介します。きっと「これなら私もできそう」と思えるヒントが見つかるはずですよ。
2.HSPが自分軸を持つためにできる7つの習慣


それでは、今日から試せる7つの習慣をひとつずつ見ていきましょう。
- 朝の5分を「自分の時間」にする
- 「今、私はどう感じている?」と自分に問いかける
- 小さな「NO」を練習する
- 自分が安心できる「ホーム」を持つ
- 情報を減らして心を守る
- 「できたこと日記」をつける
- 自分と価値観の合う人と過ごす
①朝の5分を「自分の時間」にする
朝は一日の中で心を整える大切な時間です。HSPさんは周囲の影響を受けやすいため、朝の5分だけでも自分と向き合う時間を作ると心が安定します。深呼吸や簡単なストレッチ、今日やりたいことの確認など短時間でOK。習慣にすることで、一日中感じる小さなストレスも軽くなりますよ。
②「今、私はどう感じている?」と自分に問いかける
日々の中で疲れやすいHSPさんは、無意識に他人に合わせてしまうことが多いです。そんなとき、「今の自分はどう感じているか?」と自分に問いかけるだけで、行動や判断の軸が明確になります。感情を認めることで、自分を責めるストレスも軽減されます。
③小さな「NO」を練習する
罪悪感を感じやすいHSPにとって「断ること」はとても難しいこと。でも、自分軸を持つためには不可欠なんです。最初は日常の小さな場面でOK。「できないことは断る」と意識するだけで、自分を守る力が少しずつ育ちます。繰り返すことで、無理せず自分の気持ちを優先できるようになります。
④自分が安心できる「ホーム」を持つ
HSPさんは外部の刺激に敏感で、安心できる場所が少ないと疲れやすくなります。自宅や自分だけの空間を工夫し、ほっとできる環境を整えることで心が落ち着きます。香りや音楽など、五感に優しい刺激を取り入れるとより効果的です。
⑤情報を減らして心を守る
HSPは情報過多になると疲れやすい傾向があります。ニュースやSNSをチェックしすぎると心が乱れやすくなるため、必要な情報だけを取り入れる工夫が大切です。スマホの通知を制限したり、就寝前に情報を遮断するだけでも、心の安定感が高まります。
⑥「できたこと日記」をつける
HSPは完璧主義になりやすく、自分を責める傾向があります。そこでおすすめなのは毎晩「できたこと日記」をつけること。些細なことでも書き出すことで、自分の行動や努力を認めることができ、自信や安心感が積み重なります。毎日の小さな達成感が自分軸を支える土台になってくれるはずです。
⑦自分と価値観の合う人と過ごす
HSPは周囲の影響を受けやすいため、合わない人と長時間過ごすとどっと疲れがたまってしまいます。合わない人と無理に合わせようとはせず、自分でコントロールできる時間は価値観が合う人と過ごすようにしましょう。安心して話せる相手がいるだけでストレスが減り、自分軸を育てやすくなります。
3.7つの習慣を始めるときのコツ


せっかく習慣を決めても、続かないと自信を失ってしまいますよね。HSPさんは完璧を求めすぎて「できなかった…」と落ち込みやすい傾向があります。だからこそ、習慣化のコツを押さえておくことが大切です。
コツ①:小さく始める
「日記を毎日1ページ書く」よりも「一言だけ書く」からスタートしましょう。小さな積み重ねが続けるコツです。
コツ②:できない日も自分を責めない
習慣は「やめないこと」が大切。1日できなくても「明日からまたやろう」と軽く考えるだけでOKです。
コツ③:目に見える形で残す
できたらノートに丸をつける、カレンダーにシールを貼るなど「できた証拠」が見えると自信が積み重なります。
コツ④:楽しみと結びつける
習慣に「お気に入りの音楽」や「好きなお茶」を組み合わせると、取り組むのが楽しみになります。
4.【実例】HSPの筆者が心掛けている自分軸習慣



筆者もHSP気質持ち。
日々ブレブレな私が、心掛けている自分軸習慣と実際の取り組みについてご紹介します!
①自分の気持ちをメモ
私は刺激に弱く、外部からの唐突な提案な要求に右往左往して半ばパニックになりがち。そんな私がやっているのは、7つの習慣の項目②で紹介した「今、私は何を感じている?」と自分に問いかける方法です。
頭の中だけで考えてもグルグルと堂々巡りするだけなので、メモやノートに書いています。
書くタイミングとしては、朝に思いつくまま書いたり、ストレスを受けてしんどい時、そして夜にできごとを振り返って書きます。
書き方のコツは、主観と客観を分けて書くこと。分かりやすく言えば、事実と感想を分離するイメージです。事実を整理するだけで全体が見通せて落ち着くんですよね。自分の思考の癖にも気づき、実は大したことないなと安心したり、次にやるべきアクションプランが思い浮かんだりするんです。
無理にポジティブに変換する必要はなくて、ありのままを眺めて自分を客観視できることがこの習慣のおすすめポイントです。
②SNS・Youtubeの時間を減らす
SNSや動画を何となく観ていて早1時間…ということはありませんか?私もです。特定の何かが観たいと言うよりも、ストレスから逃れるために安易に快楽刺激を求めている感じなんですよね。
刺激に弱いのに刺激を求めてしまい、情報過多になって疲労が蓄積する。疲れたからまた安易な快楽刺激を求めて…という地獄みたいなループを繰り返してしまいます。
そんな時は意識してデジタルデトックス!7つの習慣の項目⑤で紹介した「情報を減らして心を守る」を心掛けます。具体的には、スマやめというアプリを入れ、SNSやゲームといった時間潰しのアプリを制限します。スマやめがいいのは、制限時間によって画面の生き物が成長していくのです。ちょっとした楽しみとして気軽にデジタルデトックスを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
今日は絶対スマホを触らない!という日はタイムロッキングコンテナにスマホを入れて、時間まで開かないようにします(かかってきた電話には出ることができます)。意外とスマホが近くにあって触れる環境ってストレスなんだなと実感できますよ。
とはいえ、スマホやパソコンをただ我慢しているのは辛いので、その時間は読書や散歩、家族や友人とのおしゃべりなど別の活動を何個かピックアップしておいて、その日の気分で取り組むのがおすすめです。
まとめ
HSPのあなたが自分軸を持つためには、特別なことをする必要はありません。大切なのは、小さな習慣をコツコツと積み重ねていくことです。
今日から、できそうな習慣をひとつだけ選んで始めてみませんか?